P8Z68-V を Windows 10 で使うと一部の SATA ポートにつないだ HDD が認識されないのを直す

新年度が始まり春アニメも始まった頃ですが、 ちょうど録画サーバーの HDD 容量が足りなくなってしまったので(録画オタク)、最近出た WD Blue 8TB を 13K くらいで買いました。

この録画サーバーはもともと Windows 7 Professional + Core i7-2600K (CPU) + ASUS P8Z68-V (マザーボード) のいわゆる自作 PC で(11年もの…)、Windows 7 だとしんどくなってきた事もあり、今年の正月に Windows 10 Pro にアップグレードしています。

古すぎるのはそう…。ただ、

  • 2年近く前に一度起動しなくなった(メモリエラーだったが CMOSクリアで直った)ことがあったけど、それ以降はずっと問題なく稼働している
  • スペック的には今でも遜色なく、録画サーバーなので大してスペックも要らない
    • GTX1660Ti を刺しているのでエンコードも問題ない
  • もし買い替えるとして筐体は流用したいが、そうなるとその間録画できなくなるのが痛い

という具合で買い替える動機が薄く、結局ずるずると使い続けてしまっています…。

重い腰を上げてデスクトップの蓋を開け、買った HDD を取り付けたのですが、なぜか取り付けた HDD が認識しない。本来なら、ディスクの管理に「未割り当て」のディスクが出てくるはずですが…。
デバイスマネージャーにもディスクの管理にも、当然ながらエクスプローラーにも出てこない。さすがにおかしいと思い UEFI (BIOS) を見てみたところ、UEFI では取り付けた HDD が認識されていました。

SATA ケーブルを新しいのに取り替えたり、他の HDD の SATA ポートと入れ替えてみたりといろいろ試してみたところ、P8Z68-V の SATA ポートのうち、SATA3G_5 と SATA3G_6 が Windows 10 に認識されていないことがわかりました。

今回買った HDD 以外の既存の HDD を SATA3G_5 と SATA3G_6 の両方に繋げても認識しなかったので、SATA ポート自体が認識されていないのは確定でした。
また、今回買った HDD はそれ以外の SATA ポートに繋いだところちゃんと認識できていたので、その HDD が悪いわけでもなさそうです(買ったばかりなのに全く認識できないのはさすがに困る…)。

これで UEFI 上でも SATA3G_5 / SATA3G_6 に繋げた HDD が認識していないのなら諦めもつきますが(なんせ11年ものだし…)、どちらのポートとも、UEFI 上ではちゃんと HDD の型番が認識されていました。

UEFI で認識されているのに Windows で HDD が認識できないことってあるんだろうか…? と自問自答しながら焦っていましたが、その答えはインターネットの集合知にありました。

Sponsored Link

原因

P8Z68-V の SATA コントローラーの純正ドライバーが、Windows 10 に完全に対応していないことが原因でした。

なぜ SATA3G_5 / SATA3G_6 だけ認識しなくなっていたのかはわかりませんが、Windows 10 の標準ドライバに変えたらすんなり認識したので(後述)、純正ドライバーが悪かったとしか言いようがありません。

調べてみると、この録画サーバーにインストールされていた SATA コントローラーのドライバーは Windows 8.1 64bit 向けのもの で、更新日も 2013/09/30 と、Windows 10 の登場以前に公開されたものでした。
冒頭で「正月に Windows 10 にアップグレードした」と書きましたが、その際にインストールしたのだと思います。

P8Z68-V の Windows 10 向けのドライバはオーディオと USB しか公開されていなかったため、仕方なく Windows 10 向けのドライバがないものは Windows 8.1 向けのドライバで代用していました。
実際、今回の件に気づくまでは特に問題もありませんでした。

もともと Windows 8.1 向けのドライバですし、Windows 10 で正常に動作しなくても無理もないでしょう。なぜ全部動かないではなく一部だけなのかはわかりませんが…。

解決策

純正のドライバがダメならば、Windows 10 の標準ドライバーを使えば良いわけです。

BIOSではHDDを認識するのに、Windows10では認識しない時の対処法【これで解決】
新しくHDDを取り付けたあと、BIOSではHDDを認識するのに、Windowsでは認識しない場合にボクがおこなったことを説明します。

ということで、この記事に書かれている内容をそっくりそのまま実行したところ、すんなり HDD を認識させることができました…!!筆者の方に圧倒的感謝。
前述した原因自体も「この記事にたどり着き、ダメ元で実行してみたら無事直ったのでそれが原因だった事が分かった」というレベルなので、この記事がなければなかなか解にたどり着けなかったと思います。

すごく丁寧に書かれているので実際の手順は割愛しますが、SATA コントローラーのドライバーを Windows の標準ドライバーに変えて再起動するだけです。

SATA コントローラーはデバイスマネージャーの [IDE ATA/ATAPI コントローラー] に表示されています。
P8Z68-V の SATA コントローラーの名前は「Intel(R) Desktop/Workstation/Server Express Chipset SATA AHCI Controller」でした。

ドライバーの更新画面で [コンピューター上のデバイス ドライバーの一覧から選択します] をクリックするとこのような画面になるので、[標準 SATA AHCI コントローラー] を選択すれば OK です(画像は変更後)。

ドライバーの変更後は再起動を求められます。再起動すると、SATA コントローラーのドライバーが標準ドライバーに変わり、SATA3G_5 / SATA3G_6 に繋いだ HDD が認識できるようになっています。

なぜWindowsの標準ドライバーはすべて「2006年6月21日」のまま更新されないのか?
Windows純正のドライバーのタイムスタンプはすべて「2006年6月21日」に統一されています。Windowsマニアでもなかなか知らなさそうなトリビアの理由をMicrosoftのエンジニアが明かしています。

標準ドライバーの更新日が「2006/06/21」になっていて大丈夫かよ…と思ったものですが、どうも Windows の標準ドライバーは純正ドライバーよりも優先されないように、意図的に 2006/06/21 に固定されているみたいです。当然ドライバー自体は日々更新がなされているものと思われます。

標準ドライバーにしてみましたが、今のところ問題は起きていません。とりあえずなんとかなったのでヨシ!

コメント