【2021年版】おすすめTS抜きチューナーの選び方

最新のTS抜きチューナーの選び方やおすすめのチューナーを、タイプやメーカーなど様々な切り口から解説します。TS抜きチューナーの特殊性やドロップについてなど、深い部分も取り上げています。

記事の後のほうで用途別のおすすめのチューナーも紹介しています。難しくてよくわからなかったり、やっぱり迷うようであればそちらも参考にしてみてください。
ただし、「はじめに」だけは目を通しておくことを推奨します。

Sponsored Link

はじめに

TS抜きチューナーの特殊性

既にある程度TS抜きに関して理解されている方が多いとは思いますが、念のため。

TS抜きチューナーは(TS抜きできない)一般的に売られているチューナーとは異なり、買ったらすぐ PC に挿して説明書の通り付属の DVD に入ってるドライバと視聴ソフトのインストーラーを実行すれば見れるようになる、といった類の製品ではありません。

もとより、説明書がありません。インストーラーが入った DVD もありません。ドライバはありますが、各自手動でダウンロードしてきてインストールする必要があります。
メジャーなソフトに関しては私のビルド済みのものを使うことで比較的容易に手に入るようになっているとは思いますが、それでもネットから必要なファイルと情報をかき集めてきて、ini ファイル(設定ファイル)を編集して、適切なフォルダに配置するだけの知識と技量は必要です。

保証は一応ありますが、初期不良があったら交換してくれるかな程度のもので基本サポートはありません。メーカーに問い合わせても「ドライバ導入から先は教えられない」と言われるだけです。
Amazon のレビューでそういう事を知らずに買ってしまう人が文句つけていたりしますが、TS抜きチューナーは「そういう」製品です。

誰だって最初はTS抜き初心者なのは当たり前でしょう。しかし、あなたがパソコン (PC) 初心者なのなら、TS抜きに手を出すのはやめておいた方が身のためです。zip ファイルや 7z ファイルがどういう種類のファイルなのかや、それらの解凍方法が分からないのであれば確実に向いていません。

私は導入時ある程度 PC の知識は持ち合わせているつもりでしたが、それでも BonDriver などTS抜き特有の用語等の理解にそれなりに時間を要しました。
この記事もそうですが、これからTS抜きを始められる方ができるだけスムーズに環境構築できるよう、数年間頭の中に蓄積された情報をおすそ分けするつもりで書いています。

古いほうが安定している事例

また、TS抜きチューナーは、新しいからといって必ずしも性能が良くなっているとは限りません!!
もし、既に PT3 を持っていて、古くなってきたからと正常に動作するのにも関わらず新しい PLEX あたりのチューナーを買おうとしているのであれば、やめておいた方が無難です。

以前、PLEX の PX-W3PE REV1.3 という機種がありました。その機種はそれなりに安定していたのですが、マイナーチェンジした後継 PX-W3PE REV2.0 ではチップセットなど基盤の実装が変わった影響で少し不安定になってしまいました(とはいえ、現行機種よりかは遥かに安定しているらしい)。

その数年後に発売されたさらに後継の PX-W3PE4 では、それ以前のチューナーを ODM(Original Design Manufacturing)で製造していた台湾の ASICEN 社が倒産してしまったため、同じく台湾の Digibest 社に ODM 先が変わりました。
…が、正直 Digibest 社のチューナーの品質はあまり良くありません。USB タイプのチューナーと基盤を共通化するためという名目で、PCIe 接続なのにも関わらず実際の受信データの転送が内部 USB 接続になっているあたりお察しです(後述の非公式ドライバを使う場合は見違えるほど安定するようですが、Linux でしか使えません)。

実際、以前 5ch で「 PT3 を売って PX-W3PE4 を買ったけどドロップ多発して安定しないし売った事を後悔している」という趣旨のコメントを見かけました。
スペックとしては PT3 と PX-W3PE4 は内蔵型 W チューナーという点で同じですが、チューナーの品質は PT3 の方が圧倒的に上です( PX-Q3PE4 などの兄弟機種でも同様)。

最近発売された PX-W3PE5 は内部 USB 接続から PCIe 接続に変わっていますが、実際は USB から PCIe に変換するチップで PCIe 接続になっているだけで設計はほとんど変わっておらず、従来機に比べ顕著に安定しているわけではありません。
それどころか発売当初は Windows 向けの公式ドライバにはなぜかデジタル署名がされておらず、テストモードという特殊なモードにして Windows 10 の場合はさらにセキュアブートを切らない限り動作すらしないというひどい状況で、挙句の果てに 5ch では産廃ボードと呼ばれる有様…。

後述しますが、PX-W3PE5 は現在では( Windows 10 でのみ有効な)Microsoft によってデジタル署名されたドライバが配布されているので、Windows 10 であれば前機種である PX-W3PE4 と同等に使えるようにはなりました。
ただし、Windows 7 や 8.1 向けのデジタル署名はされていないので、7 や 8.1 を使っている環境では今まで通りテストモードにて運用する必要があります。もっとも今はほとんど Windows 10 だと思うので、そこまで問題にはならないとは思いますが…

…長々と述べてしまいましたが、実際にそういう事例がある以上、既に PT3 や PX-W3PE のような動作が安定している機種をお持ちなのであれば、壊れているとかでもない限りはそのまま使い続けた方がいいと思います。

私は当初 PX-Q3PE4 で運用していましたが、TS抜きを続けていく中でドロップ(後述)が堪えられなくなってきました。現在は録画に関しては運良く知人から譲っていただいた PT3 で運用し、PX-Q3PE4 は視聴用やサブ機として使っています。

ドロップについて

TS抜きにおける安定/不安定とは、ドロップ (Drop) するかしないか、これに尽きます。

Drop は英語でこぼす、落とすという意味があります。TS抜きでは(受信した放送データのパケットを)取りこぼす、というようなニュアンスで使われているようです。

ドロップとはブロックノイズが入ることです。チューナーの品質が低いとドロップしやすくなります。
特に録画中にドロップしてしまうと録画データにブロックノイズが入ってしまい、ドロップした部分のシーンが見苦しい状態になってしまいます。大量にドロップした場合は画面がブロックノイズだらけで見るに堪えない状態になります。

ドロップでブロックノイズが入る原因は、アンテナケーブルを通してチューナーに入力されている放送の MPEG2-TS のデータパケットのうちの一部を、受信時に取りこぼしてしまう事で発生します。
MPEG2-TS は188 バイトごとに区切られたパケットが延々と連なることで動画ファイルとして見れる状態になっていますが、MPEG2-TS を構成するパケットのうちいくつかが欠けると、当然データが足りなくなるので正常に描画できなくなり、結果データが欠けた部分がブロックノイズになってしまいます。これがドロップです。

映像データではなく音声データが欠けることもあります。この場合、音が消えたり変な音になったりします。MPEG2-TS には映像や音声以外にも EPG 番組表などの様々なメタデータがが入っており、それらがドロップすることもありますが、基本的には映像と音声がドロップしていなければブロックノイズが出るなどの実害は発生しません。
そのため、録画がドロップしてしまったとしても、ドロップしたのがメタデータであれば心配の必要はありません。また、映像や音声がドロップした場合でも、真っ暗や無音のシーンなどいいタイミングでドロップしてくれれば実質問題ないような事もあります。

また、普通のテレビをお持ちの場合は台風が来ている中 BS をつけるとブロックノイズで見るに堪えなかった、という経験があるかもしれません。
特に BS/CS の場合は人工衛星から電波を受信しているという関係上、悪天候だとアンテナで受信する時点で電波が厚い雲に遮られ、受信感度が極端に弱くなったりする事によってドロップすることもあります。これに関してはどうしようもありません…。

チューナーの品質

一般の BD レコーダー等ではドロップすることはほとんどありませんが、それはチューナーの品質が良いからです。著名な家電メーカーが威信をかけて作っているだけはあります。
これに対して、TS抜きチューナーはそのグレーさもあって基本的に無保証でサポートや説明書すらもなく、チューナーの品質もあまり良くないものが多いです。チューナーだけ売ってやるから後は煮るなり焼くなりしろ、というスタンスです。

それでも、アースソフトの PT3 という機種はチューナーの品質が非常に良く(=ほとんどドロップしない)、そのため今でも根強い人気があります。発売からもう 9 年近くが経ちながら壊れたという報告が少なく、耐久性も高いです。
しかし「耐久性が高い」という事は、それだけ買い換える需要がないということでもあります。TS抜きはその特殊な性質上一定以上の PC スキルが要求される上、大っぴらに量販店で販売できるものでもなく、ユーザーも全体で見ると限られます。

そのため「PT3 は 2年間以上、販売店にて税込 1万円未満で販売されていました。 2015年秋以降の販売は低調で、ほぼ需要は満たしたと考えております」と、アースソフトは PT3 の生産を終了してしまいました。後継機の販売予定もありません。
お布施として DTV 民が定期的に PT3 を買っていればこういう事にはならなかったのかな、という思いはありますが、今となっては後の祭りです。

現在主に流通しているTS抜きチューナーは主に前述した台湾の Digibest 製のもので、設計開発も Digibest が行っています(ODM)。PLEX が販売こそしていますが、実際はドライバを含め Digibest に丸投げしたものをパッケージングして売っているだけのようです。e-better も同様。
その点アースソフトは設計開発を社長の長田恒彰さん自らが行っており、生産も日本国内で行われていたため良い品質を維持できていたように思います。

録画コレクター

ブロックノイズが入っていても問題ない人であればドロップを気にする必要はないでしょう。
しかし、多くの DTVer はブロックノイズが入る事を嫌います。私もそうですが、TS抜きをやっている人は結果的に録画コレクターになりやすく、コレクションの録画データが欠けている事が許せないからです。切手コレクターが傷がある切手を嫌うのと同じ、と言えば理解しやすいでしょうか(切手コレクターではないので本当にそうかは知りません)。

私の結論としては、録画は後で見るためのもので、見終わったら消すタイプの方は気にしなくても大丈夫です。逆に、(私のように)録画はコレクションで、見終わったとしても HDD の容量の許す限り残しておきたいタイプや、完璧主義だったり細かい事が気になってしまうタイプの方はお金を出してでもドロップしにくいチューナーを買った方が後々後悔がありません。

Sponsored Link

TS抜きチューナーの選び方

タイプで選ぶ

  • マザーボードの PCIe (PCI Express) 端子に接続して使う内蔵型
  • USB 端子に接続して使う外付け型
  • 外付け型の中でも、サイズがコンパクトでドングルになっているドングル型

の 3 つに分類できます。

内蔵型

メーカーを問わず、比較的製品が多めです。アースソフトなど、内蔵型の機種しか発売していないメーカーもあります。PCIe 接続のため安定しているとされます(PLEX 製チューナーは別)。
いわゆる緑色のボードのやつです。何かしらデスクトップ PC にグラボつけてる人はおなじみだと思います。

ただし、内蔵型の性質上、デスクトップ PC の PCI Express 端子にボードを差して使うため、ノート PC やラズパイ (Raspberry Pi) では使えません。
厳密には内蔵型にアダプターをつけて外付け化するような猛者もいるので使えなくはありませんが、そういうハードウェア系の知識がある人でないと難しいし、壊す可能性もあったりでリスキーだと思います。

また、PX-W3PE4 などの内部 USB 接続を必要とするチューナーの場合、メーカー製デスクトップ PC などでは内部 USB 端子が省略されていることがあるため、一工夫必要になるケースもあるようです。
買う前にお使いの PC に内部 USB 端子があるかどうか確認しておきましょう。

( PC を自作されている方なら理解されていると思いますが)内部 USB 端子とは、一般的には筐体前面の USB 端子モジュールと接続したりなど、各種 PC アクセサリーとマザーボードを接続するためにマザーボードに直付けされている USB 規格の端子です。普通の USB 端子と異なりほとんど抜き差しする事がないため、より接続性の高い(取り外しにくい)ピンヘッダの形状になっています。USB ピンヘッダとも言われるらしいです。
内部 USB 接続を必要とするチューナーの端子は USB 2.0 ピンヘッダ(9ピン)です。USB 3.0 以降は形状が異なるので迷わないとは思いますが…。

PLEX (Digibest) 製チューナーには B-CAS カードを挿すためのカードリーダーが内蔵されています。ただし、あまり接触がよくなく稀に認識しなくなる(もう一度差し込むと直る)他、Linux 環境では使えないのであまり当てにしないほうがいいと思います。

外付け型

USB 接続のため、ノート PC やラズパイでも使えるのが特徴です。
デスクトップ PC の場合も PCIe スロットが空いていないなどの場合は自動的に外付け型になります。

PLEX (Digibest) 製の現行チューナーは内蔵型も外付け型も内部的には同じ USB 接続なので、内蔵でも外付けでも(外付けだとUSB端子が外れるリスクがある事以外は)さほど変わらないような気もします。

現在販売中の外付け型チューナーは PLEX 製チューナーのみです。PLEX 製の内蔵型チューナー同様にカードリーダーが内蔵されていますが、これも安定するとかしないとか(使った事がないのでわかりませんが)。

また、PX-W3U4 などの白くて大きめのチューナーにはリモコンが付属しています。視聴ソフトである TVTest に専用のプラグインを入れることで動作しますが、PC 側で操作できてしまうこともありあまり使っている人を見かけません(リモコンも Linux 環境では使えないので注意)。

ドングル型

非常にコンパクトで安価( PX-Q1UD を除き数千円程度)なのが特徴です。同時視聴可能な数(チューナー数)は PX-Q1UD を除いて基本1つだけですが、ドングル型なので USB ポートとアンテナケーブルが尽きるまで増設できます。

コンパクトなだけに、完璧な安定性を求める方はやめておいた方が無難です。とにかく安価で手に入れたい方、とりあえずお手頃にTS抜きを始めてみたい方におすすめ。TS抜きガチ勢のみなさんは内蔵型の方がいいと思います(言うまでもないでしょうけど)。

同じく小型のラズパイ + Mirakurun + EPGStation で小型録画サーバーを構築される方がよく使っている印象です。電力消費も少なく、場所を取らないのがメリット。
ドングル型のため、一部の機種は ODM 先が Digibest ではない別のメーカー(機種ごとに異なる)になっています。後述しますが、ODM 先のオリジナルモデルが販売されているなんて事例も。

知らない方向け説明:ラズパイ (Raspberry Pi) は、カードサイズの小型なシングルボードコンピューターです。Linux (Debian) ベースの Raspberry Pi OS という OS が入っており、主に教育用途やホビー用途で使われています。価格が最安モデルで約 5000 円と、一通りパソコンとして使うための機能を揃えている割に安いのが特徴です(もちろんスペックは低いですが)。
消費電力も低く、お手軽にサーバーにできることから、プログラマー(エンジニア)の間でラズパイにチューナーを接続して録画サーバーにする手法が広まっていたりもします。
Linux とコマンドライン操作に対する深い知識が求められるため、Windows しか触ったことがない方は全くおすすめできませんが…。

前述の通り Q チューナーである PX-Q1UD を除いてチューナー数が1つしかないため、バンバン録画したい方には向いていません。ラズパイで録画サーバーを構築したい場合でも、たくさん録画したいのであれば PX-Q3U4 などの外付け型チューナーを購入されることをおすすめします。

需要が内蔵型・外付け型に比べると限られるため、機種は事実上 PX-S1UD・MyGica S270 / MyGica (VASTDTV) VT20(PX-S1UD の互換品)・PX-Q1UD・DTV02(A)-1T-U・DTV02(A)-1T1S-U の 5 チューナーのみになります。

この中で BS/CS が視聴可能なのは DTV02(A)-1T1S-U のみです(地デジも受信できます)。以前は PX-BCUD という BS/CS のみ受信できるドングル型チューナーがあったのですが、PLEX 公式いわく使っていたチップが販売終了となったためやむを得ず生産終了となったとのこと。メルカリやヤフオクで中古を漁るくらいしかありません。

DTV02(A)-1T1S-U は正確にはドングル型ではなく USB ケーブルで接続するタイプですが、寸法がわずか 8cm×8cm と手のひらサイズで他の外付け型チューナーとは毛色が異なるため、ドングル型に含めています。ドングル型のチューナーの中では唯一 Digibest 製です。

メーカーで選ぶ

有名なのはアースソフトと PLEX ですが、他にも何社かあります。
以前はもっとあったのですが、前述した ODM 先メーカーの倒産などがあり、現在の状況に落ち着いています。
ネットの情報が少ないと中々苦労すると思うので、環境構築に自信がなければアースソフトか PLEX の機種をおすすめします。

アースソフト

言わずと知れた「本家」TS抜きチューナーメーカーです。
改造なしでまともに使えるチューナーを発売したのもアースソフトが最初です。TS抜きブームの火付け役的なメーカーです。

PT1・PT2・PT3 の 3 つのチューナーが発売されましたが、PT1 は流通量が少なく時間を明けずに PT2 が出たこともあって、現在流通しているのは PT2 と PT3 になります。

いずれも生産終了となっていますが、他チューナーを寄せ付けないその高い安定性から、今でも根強い人気があります。PT3 は Amazon・ヤフオク・メルカリで中古ですら定価の 2 倍以上で取引されるなど、プレミア価格になってしまっています。

一方の PT2 は PCI 接続(Express が付かない)のため、PC の買い替えで新しいマザーボードに PCI 端子がないなどの理由で手放す人が増えているらしく、中古で 6,000 円前後で取引されています。ただし、発売から 10 年以上経っていること、PCI Express ではなく PCI 接続であることに注意が必要です。

PLEX

内蔵型・外付け型・ドングル型の 3 タイプすべてのチューナーを取り扱っており、機種も多種多様に取り扱っています。アースソフトの PT シリーズが生産終了になったことで、事実上TS抜きチューナーの最大手となっています。

しかし、前述したようにチューナーの多くが実際には台湾 Digibest 社製の ODM のため安定せず、公式ドライバを使う限り比較的頻繁にドロップしてしまいます( Digibest 製のチューナーは品質があまりよくないことで有名)。

録画専用の PC で運用している場合は 1 週間に数回微ドロップ程度で済みますが、他にブラウジングやゲームなど特に高負荷な作業を行っている状態ではかなりドロップすることもあるようです。
ドロップは録画専用 PC でかつ環境を整えることである程度は抑制することができますが、録画も普段使いも両方同じ PC でやる場合はどうしてもドロップしやすい印象です。

PLEX という会社自体はチューナーを製造はおろか設計すらしておらず、実際の設計開発は台湾 Digibest を始めとした海外メーカーに委託しています (ODM) 。PLEX 自体にチューナーハードウェアの設計開発をする技術はありません。これは後述する e-better も同様です。
ドライバなども ODM 先メーカーから提供を受けているため、実際には商品を企画して ODM 先から届いた商品をパッケージングして売っているだけ、というのが実情のようです。

実は PX-W3PE4 の発売以前は( PT3 よりかは劣るとはいえ)それなりに安定するチューナー(前述した台湾 ASICEN 社製 ODM )を発売していたのですが、残念ながら ASICEN 社は 2015年7月頃に倒産してしまったようです。少なくとも、2015年7月頃を境に 公式サイト が閉鎖されています。
ISDB チューナーチップ一筋のメーカーだったようで、需要の低下を考えるとやむを得ない気はします。

これにより、PX-W3U3 V2.0 が ASICEN 製最後のチューナーとなり、2017 年に発売された PX-W3PE4 以降のチューナーは、同じく台湾の Digibest 社の ODM 製品となりました。
これらの Digibest 製 PLEX チューナーは、型番に 4 とつくことから PX4系 、または使われているチップの型番から IT35系 と総称される事があります。radi-sh 版 BonDriver_BDABDASpecial-IT35 がまさにそれです。

また、PT3 や DD Max M4 と比較して、チャンネル切り替え(チューナーのオープン)に時間がかかる傾向にあります。なお、後述の非公式ドライバを使う場合は PT3 と同等の速度で切り替えできるみたいです。

型番の末尾に 4 または 5 、あるいは型番に MLT が含まれる機種は Digibest 製です。言うまでもないでしょうけど。

Digibest 製チューナーはコントローラー(USBブリッジ?)に台湾 ITE 製の IT9300 系チップが使われていますが、IT93 ならともかくなぜ IT35 と呼ばれているのかは謎です。

余談ですが、数年前一時期話題になった MiyouTuner(最近話題のひろゆき主導でクラウドファンディングしてたやつ)は、チップ構成からして Digibest の ODM だったようです。DTV02-5T-P に PX-W3PE4 とさらに地デジチューナー×1をくっつけた構成になっていました。
PX-W3PE5 のドライバになぜか同梱されているドライバからして、型番は ISDB6012 だと思われます。DTV02-5T-P の型番は ISDBT6013 、DTV02A-4TS-P の型番が ISDB6014 です。
ドライバまでできていたという事はハード自体は完成していたんでしょうし、日の目を見ることがなかったのがとても残念です。

前述したように Digibest 製チューナーはドライバ、ハードウェアともに品質の高いものではないので、今となってはすっかり安定しないチューナーを売っている事で悪名高いメーカーとなってしまいました。5ch などでは安定しない事を皮肉って「プレ糞」と呼ばれる始末…。

ただ現在 Amazon で買えるチューナーとなると PLEX と同じく Digibest の OEM である e-better くらいしかないので、金を積むか中古を買わない限りは PLEX くらいしか選択肢がないという…。

ただし、nns779 氏開発の Linux 向け非公式ドライバ、px4_drv を使う場合はこの限りではありません。もともと PLEX 製品の公式 Linux ドライバがカーネル固定でソースも公開されていない[1]カーネルがアップデートできないのは中々つらいし、環境構築も面倒になることから開発されていたものですが、現在では公式ドライバよりも遥かに安定していて、ドロップもほとんどないそうです(公式ドライバより出来のいい非公式ドライバって…)。
ハード寄りのプログラミングの事はさっぱり分かりませんが、公式ドライバと違ってハードウェアの性能をフルに活かし切れているのだと思います。
残念ながら Windows 向けの非公式ドライバはないため、Digibest 製チューナーをドロップなく運用したいのであれば Linux 環境で px4_drv を使うのが良いと思います。
なんと Windows 版 px4_drv が公開されました…!!! 素晴らしすぎる…
2021年7月時点ではまだベータ版のような位置づけですが、ドロップが大幅に減ったりチャンネル切り替えが早くなったりと、既に公式ドライバよりも遥かに安定しているとの事。
「プレ糞」とまで言われた手元の品質の悪いチューナーが、ハードウェアに手を加えずドライバ・BonDriver の刷新だけで大幅な性能向上を遂げるというのは 一 PLEX チューナーユーザーとして感慨深いものがあります。nns779 氏に圧倒的感謝。

また、PX-MLT5PE などの MLT 系のチューナーを取り扱っています。

通常のチューナーは地デジ (ISDB-T) と BS/CS (ISDB-S) を受信するデバイスが内部的に別れているため、「地デジ×4・BS/CS×4」のようなスペックになりがちです。BS/CS のチューナーが余っているからといって、地デジに多くチューナーを割り当てることはできません。

一方、MLT 系のチューナーであれば「地デジ・BS/CS×5」のようなスペックになり、BS/CS を使わないときは地デジへ、地デジを使わないときは BS/CS へ、といったように地デジや BS/CS を区別せずに使うことができます。
BS/CS を 4 チャンネルも同時で使うことはほとんどないと思うので、その点「地デジ×4・BS/CS×4」の PX-Q3PE4 よりもコスパは高いです。ただし、安定度は PX-Q3PE4 より劣ります。

PLEX チューナーは安定はしないものの、ネットの情報はアースソフトの PT シリーズに次いで多いので導入難易度は低めです。

現在発売されている機種は PX-MLT5PE・PX-MLT8PE を除いて LNB 給電が可能ですが、どうやら公式としては LNB 給電機能は「存在しない」扱いだそうで、非公式の機能ということになります(そもそも TS 抜きチューナーの時点で公式も非公式もないっちゃそう)。
アンテナへの安定した電力供給が必要であれば、チューナーに頼らず別途ブースターや電源供給用のアダプターなどを買うのがよいでしょう。

e-better

宇勝株式会社という他にカー用品とかを扱っているらしい謎の会社が開設しているネットショッピングサイト。e-better は企業名ではないらしい…

チューナーはすべて PLEX 同様 Digibest の ODM です。e-better だからといって動作が安定するというものではありません。PLEX より知名度がないため情報はあまりありませんが、PLEX が取り扱っていないレパートリーの機種を隙間産業的に販売しています。

現在販売中の物で敢えて e-better から買うものとしたら DTV02(A)-1T1S-U くらいでしょうか。DTV02A-4TS-P は PX-MLT5PE のチューナーを 1 つ減らしただけのやつで情報がないし、DTV02(A)-1T-U は PX-S1UD とスペックが丸かぶりだし…

DTV02(A)-1T-U は PX-S1UD などの一般的なチューナーと異なり、TS データへの復調を IC チップではなくソフトウェアで行う珍しいタイプの製品(おそらくコストダウンが目的)のため、px4_drv では対応しないことが明言されています
一応 Digibest の ODM のようですが、なぜ他の Digibest 製チューナーと大きく異なる構造になっているのかはわかりません。価格も PX-S1UD の互換品の MyGica S270 の方が安いので、敢えて買う意味は薄いです。

数年前までは DTV02-5T-P という地デジだけ 5 チューナーというちょっと珍しい内蔵型チューナーもあったのですが、すでに店頭在庫はなく入手困難になっています。

公式サイトからでも買えますが、Amazon から買う方が早くて若干安いと思います。
(もともとサポートなんてあってないようなものですが)サポートは期待しないほうがいいです。

Digital Devices

ドイツの TV チューナー専門のメーカーです。
PLEX(笑)などとは異なり、基盤設計から製造まで自社で一貫して行っています。

ほとんどのチューナーは DVB というヨーロッパ諸国向けの放送規格向けのものですが、DD Max M4 という機種が日本の地デジ (ISDB-T)・BS/CS (ISDB-S) 、さらに J:COM などのケーブルテレビ向けの ISDB-C (DVB-C) 規格、スカパー!プレミアムサービス (CS124/128°) 向けの DVB-S2 すべてに対応しており、BS4K を除き日本国内で受信できるすべての放送規格に対応していることで 2019 年頃に話題になりました。

この他、日本国内では地上波 (ISDB-T) だけにはなるものの最大 8ch もの同時視聴が可能な DD Max A8i という化け物チューナーも無名ながらあり、一部のヘビーユーザーが使っているようです。

日本国内から買う場合は個人輸入という形になりますが、手続きとしては関税がかかる程度でさほど煩わしいものではないようです。それよりもただでさえ高め(スペックを考えたら妥当ではある)なのに消費税+関税+送料がのしかかってくるので、それなりのお値段は覚悟する必要があります。

TBS

中国深センにある TBS Technologies International Ltd. のこと。TBS(東京放送)とは異なります。
Digibest も 潰れた ASICEN もチップ製造元の ITE Tech もすべて台湾企業なので、地味にTS抜きチューナーの製造元で中国企業なのはこの TBS と、あとは MyGica だけです。

スカパー!プレミアムサービス (DVB-S2) 用のサテライトチューナーや、J:COM などのケーブルテレビ (CATV) のうちトランスモジュレーション(トラモジ)方式で配信されている DVB-C (ISDB-C) 用のチューナーを販売していることで一部の界隈では有名なメーカーです。なぜか赤い基盤が特徴。

チューナーの品質は Digibest より若干いい程度で、ドロップする事には変わりないようです。それでも DVB-C (ISDB-C) や DVB-S2 に対応したチューナーはあまりないのである程度使われてはいます。
一応地デジ (ISDB-T) を受信可能な機種もありますが、BS/CS (ISDB-S) が受信できる機種は後述の PT4K を除くとありません。情報が少ない上、さほど安定するわけでもないので地デジの受信目的で買うのはおすすめしません。

スカパー!プレミアムサービスや CATV の受信といった、特殊な用途でのみ使われているという印象です。
スカパー!プレミアムサービスや CATV のTS抜きはきわめて難易度が高く情報も少ないため、TS抜き初心者~中級者が手を出すべきではありません。私もこのあたりの情報には疎いです。

史上初めて BS4K の放送規格、ISDB-S3 に対応したチューナー、PT4K (TBS6812) を発売したことで一時期話題になりました。ただし、BS4K では ACAS という新しい暗号化チップが利用されており解析も進んでいないため、現時点ではスクランブルのかかっていない QVC やショップチャンネルくらいしか見れません。TVTest も使えないので、実用的なチューナーではありません。

もともと前述の通りスカパー!プレミアムサービスや CATV の受信など環境構築にトライされる方が少ないジャンルのチューナーが多いこともあり、ネット上の情報もかなり少ないです。
正直 DD Max M4 ですべてカバーできてしまうので、敢えて TBS チューナーを買う理由はない気もします。

識者いわく、パラボラアンテナへの LNB 給電が DD Max M4 だと電圧変換が必要だが TBS の一部機種ではそのまま給電できること、一時期 PLEX が TBS チューナーの ODM をやっていた影響で、スカパー!プレミアムサービスや CATV 関連の情報は TBS チューナーの方が多いといったメリットもあるようです。

Sponsored Link

TS抜きチューナーの一覧

ここからが本題です。

注意点として、私はすべてのチューナーを実際に使ってみているわけではありません。むしろ少ないくらい…
また、裏取りするなど正しい情報を載せるよう心がけてはいますが、5ch や Twitter 、他の方が執筆されているブログなど様々なソースから収集した情報を元に執筆しているため、実際の状態と異なる場合があるかもしれません。もし誤っている箇所があればコメント頂ければ修正いたします。
そのあたりをご了承の上、チューナー選びの参考にしていただければと思います。

TS抜きチューナー備忘録 さんの方では実際に買われてレビューされているので、そちらも参考にしてみてください(ただし、BonDriver 関連の記述に関してはファイルを適切なファイル名で配置するだけの radi-sh 版の方が遥かに諸々の取り回しが楽なので、個人的には参考にしない方が良いと思います)。

また、Linux 環境で構築される場合は対応チューナーにも注意する必要があります。一部のチューナーには Windows でしか使えなかったり、使えても導入に必要な情報が少ない機種があるためです。

TS抜きチューナーは有名でなかったり過去発売されていた機種も含めるとそこそこの数あるため、この記事ではすでに生産終了となっていて入手困難な機種は PT3 など著名なものを除いて省略します。
このほか、マイナーな機種や物理的な改造が必要になる機種に関しても省略しています。過去全てのTS抜きできるチューナーを網羅したものではないことをあらかじめご了承ください。

凡例

機種ごとに、

  • タイプ(内蔵型・外付け型・ドングル型のいずれか)
  • チューナー(同時視聴録画可能)数
  • 接続タイプ
  • アンテナ端子数
  • 内蔵カードリーダー

のスペックを掲載しています。

この記事での W チューナーは、地デジ×2・BS/CS×2 のチューナーの事を指します。
また、Q チューナーは、地デジ×4・BS/CS×4 のチューナーの事を指します。
マルチチューナーは、地デジと BS/CS のチューナーが同じで分け隔てなく使えるチューナーの事を指します。チューナー数は機種によります。

チューナー数

日本のテレビ放送では、地上波で使われる放送方式 (ISDB-T) と BS・110度 CS の衛星放送で使われる放送方式 (ISDB-S) が異なっています。
そのため、チューナーの物理デバイスも地デジと BS/CS で分けられていることが多いです。

たとえば PLEX の PX-Q3PE4 は「8ch も同時に視聴・録画できる」と謳われています。しかし、実際は 地デジ×4・BS/CS×4 チューナーになっているため、BS/CS のチューナーを使っていないからといって、地デジを 8 チャンネル同時録画する、といった事はできません。

PX-Q3PE4 の場合、地デジのみ受信できるチューナーが4チューナー、BS/CS のみ受信できるチューナーが4チューナー、という構成になっています。

また、あなたのテレビの視聴スタイルが「見たいものは全て録画して後で見る」というスタイルであれば問題になることは少ないのですが、「録画もするけどリアルタイムでも見たい」という場合はチューナー数の多い機種を選んだ方が良いでしょう。基本的にはそれぞれ視聴に 1 チューナー、録画に 1 チューナー使う事になるためです。

PT3 や PX-W3PE4 のような W チューナーの場合は、録画した上でリアルタイムで見るだけで地デジ、ないしは BS/CS のチューナー数を使い切ってしまいます。W録したいけど片方の番組だけリアタイしたい時は 3 チューナー必要になり、W チューナーの場合は足りなくなってしまいます。

先程「基本的には」と書いた理由は、たとえば EDCB(予約録画ソフト)の場合は録画中の放送波を TVTest(テレビ視聴ソフト)に送信する機能があり、その機能を使えば 1 チューナーで視聴も録画も同時に行う事ができるためです。これ以外にも、チューナー共有ソフト(BonDriverProxyEx・Spinel)やチューナー管理ソフト(Mirakurun)をうまく使えば、同様に 1 チューナーで視聴も録画も同時に行えるかもしれません。
…が、いずれも少しトリッキーな手順が必要になります。私も試した事がありませんし、設定を誤るとチューナー不足で録画に失敗するなんて事があるかもわかりません。そのあたりが不安なのであれば Q チューナーかマルチチューナー(後述)にしておくのがよいでしょう。

私もそうですが、TS抜きを始めると結構色々な番組を録画したくなるものです。後で W チューナーを買い足すくらいなら、もう少しチューナー数の多いチューナーの方が良いと思います。

マルチチューナー

マルチチューナーはちょっと特殊で、地上波と BS・110度CS の衛星放送のチューナーが同じデバイスになっています。そのため、地デジと BS/CS の境を意識することなく、チューナー数分同時に視聴録画ができます。

マルチチューナーはその特殊性もあって、機種自体が少なめです。
具体的には、PX-MLT5PE・PX-MLT8PE・DTV02A-4TS-P・DD Max M4 くらいで、いずれも内蔵型のみになります。

DTV02(A)-1T1S-U も一応はマルチチューナーですが、地デジと BS/CS のチューナーが共用とはいえ、チューナー数が 1 つだけなのでマルチチューナーにカウントできるかというと微妙…

ほとんどの方は BS を 4 チャンネル同時視聴録画なんかしないでしょうから、たまにしか BS は録画しないけど、地デジは同時にたくさん録画したい、という場合によいでしょう。DD Max M4 を除いて(PLEX の他の機種よりも)あまり安定しないらしいのがたまに瑕ですが。
ほぼ地デジしか見ないのであれば、PX-Q3PE4 よりも PX-MLT5PE の方が安くつきます(地デジ専用の PX-Q1UD もありますが)。

アンテナ端子数

多くのチューナーは地デジ・BS/CS で2系統であることが多いですが、TS抜き黎明期のチューナーである PT2 は 4 系統(チューナーデバイスごとにアンテナ端子が存在する)、DD Max M4 は特殊なチューナーであることから 5 系統(地デジ/CATV×1・BS/CS/SPHD×4?)だったりと、中にはアンテナ端子数が多いチューナーもあります。

アンテナ端子の数が多いと、アンテナケーブルの取り回しが煩雑になります。分配器等も必要になるため、その分別途それらの購入費用もかさみます。

このうち、DD Max M4 に関しては BS/CS110° であれば 1 系統でどうにかする方法もあるにはあるらしいです[2]https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/avi/1573648356/881-n。LNB 給電とかはできなくなるので、共同住宅にお住まいの方限定になるでしょうけど。

内蔵カードリーダー

チューナー自体にカードリーダーを内蔵しているかどうかです。
内蔵カードリーダーがあれば、B-CAS カードを差し込むカードリーダーを別途購入する必要がありません(条件付き・後述)。

基本的に PLEX の機種か、PLEX と同じ Digibest から OEM している e-better の機種にしかありません。アースソフトの PT3 や DD Max M4 などには内蔵カードリーダーはついていません。

しかし、この内蔵カードリーダーがなかなかの曲者で、通常のスマートカードリーダーとしては認識してくれません。BonDriver 側にある内蔵カードリーダー読み取り機能からアクセスするような形になります。内蔵カードリーダーへのアクセスは BonDriver の種類に依存するため、一筋縄ではいきません。また、Linux 環境では内蔵カードリーダー自体が機能しません。

さらに、PLEX の内蔵カードリーダー、特に内蔵型タイプのチューナーのものに置いては、接触が悪くいつの間にか接触不良で認識しなくなることがあります。
私も当初は内蔵カードリーダーで運用していましたが、接触が悪くて何度も PC の蓋を開けて抜き差しを繰り返す羽目になったので、現在では外付けカードリーダーを使っています。

個人的には内蔵カードリーダーを使おうとして苦労するくらいなら、SoftCas を使うか素直に外付けカードリーダーを買った方がいいと思っています。取り回しは面倒になりますが…
また、Linux で構築する場合は前述の通り内蔵カードリーダーは使えないので、外付けカードリーダーは必須になります。libpcsckaiもあるけど

アースソフト

PT3

PT3 Rev.A - Amazon.co.jp
PT3 Rev.Aの通販
  • タイプ:内蔵型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 2・BS/CS × 2
  • 接続タイプ:PCI Express x1
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:×

2012年6月に発売された、TS抜きチューナーの王道でかつ定番のチューナーです。失敗したくなければ PT3 を買っておけば間違いありません。
ロープロファイル対応で、ちゃんとした PCIe 接続です。
PLEX チューナーにありがちな「PCIe 接続は電源の供給だけでデータ転送は内部 USB 接続」といったような物ではなく、データ転送もちゃんと PCIe 接続で行います。

本来は PCIe ボードなのにデータ転送が内部 USB 接続な事自体があり得ないんですが…

知人から譲っていただいたものを使っていますが、同じく持っている PX-Q3PE4 と比較して非常に高品質でドロップもなく、チャンネル切り替えも早く、耐久性も高くて文句無しの一品です。
欠点を敢えて上げるとしたら、W チューナーなのでチューナー数が少なめ(アースソフト製品で Q チューナーはない)ってところくらいでしょうか。

…が、前述したように何年も前に生産終了となっているため、市場価格はプレミア価格です。
本来 PT3 の定価は税別 13,200 円だったそう(ソース) ですが、2021年5月現在の新品価格は約 43,000 円と、約 3.3 倍にまで跳ね上がっています。
中古ですら 20,000 円 ~ 30,000 円と定価の約 2 倍前後で取引されており、W チューナーとしてはかなり高めです。

今から PT3 を買うくらいなら 地デジ/BS/CS×4 マルチチューナーの DD Max M4(後述)の方が良い気もします。現物を持っていないのであれですが。

PT2

アースソフト PT2 - Amazon.co.jp
アースソフト PT2の通販
  • タイプ:内蔵型(フルハイト)
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 2・BS/CS × 2
  • 接続タイプ:PCI
  • アンテナ端子数:4系統
  • 内蔵カードリーダー:×

2009年10月に発売された、TS 抜き黎明期のチューナーです。PT3 が発売される前は PT2 が主流でした。PT3 とは異なりフルハイトで、アンテナ端子数も 4 系統(地デジ×2・BS/CS×2)必要になります。

PT3 の前機種で発売から12年も経ちますが、未だに壊れず安定して動作するからと、2021年になった今でも使っているユーザーが多いです。電子機器全体で見ても、12年故障なしで持つのは品質が高いものに限られるでしょう。

PT2 のさらに前の PT1 というチューナーもあるのですが、少数しか発売されず、1年後には PT2 が出た事もあって現在はあまり流通していません。PT2 とスペックもさほど変わらない(?)ため、この記事では取り上げません。私が知らないのもありますが…

そんな PT2 ですが、2021年現在、メルカリ を覗くと中古の在庫が(TS抜きチューナーとしては)比較的大量に出回っています。価格も約 4,000 円 ~ 8,000 円程度と比較的リーズナブルです。
…が、これには理由があります。接続タイプが PCI だからです。PCI Express ではない、PCI Express が出る前の規格です。

PCI スロットが必要な PC 向け拡張ボードは、少なくとも2021年現在でなお日本国内で用いられているものとなるともはや PT2 くらいしかないと言っても過言ではなく、現在発売されている PC 向け拡張カードはほぼ 100% PCI Express 向けのボードになっています。
そうした背景から、場所を食う PCI スロットをわざわざ配置する必要が(それこそ PT2 を使うくらいの用途でしか)皆無ということで、最近のマザーボードには PCI スロットがありません。

…これらの状況から勘案するに、「PT2 を 10 年前くらいに購入して安定して運用していたが、PC の方が Windows 7 だったりで買い替えの時期になり、買い替えようとするが PCI スロットがないため PT2 が差せず、泣く泣くPLEX 等の他の機種に買い換えるか『最近テレビ見てないから』とTS抜き自体をやめる」といった事例が全国各地で起きており、これに伴って中古が大量に出回っているものと考えられます。

それでも、12年も前の PC 用拡張ボードが約 8,000 円とかで売れている事自体が PC 関連機器全体で見るとかなり特殊でしょう。12 年も前のグラボなんて誰もいらないでしょうし。

TS抜きチューナーが特殊な事、PT2 が安定している事、PT3 がプレミア価格になっている事、PT3 の後継が発売されず安定したチューナーがあまりない事、テレビチューナー自体が枯れた技術で性能の進歩等がない(PLEX チューナーに至ってはむしろ品質が落ちてる…)といった複合要因が組み合わさってこのような事になっているのだと思います。

もちろん PCI スロットが新しいマザーボードにないからといって諦める人ばかりでもなく、PCI と PCI Express とを変換するライザーカードなるものを使って無理やり PT2 を PCI スロットなしのマザーボードで使う猛者や、わずかながら販売されている PCI スロットを積んだマザーボード を敢えて選ぶなどして延命する人もそれなりにいるようです。「PT2 PCI」でググるといろいろ出てきます。

PC 買い替えのタイミングで PCI スロットがなく諦めて誰かが手放した PT2 を、PLEX チューナーに愛想尽きたが PT3 には手が届かない誰かが、PCI スロットの制約と 12 年経っている事によるいつ起きてもおかしくない故障のリスクを許容して買う、という構図になっているように感じます。

PCI スロットだったりアンテナ端子数が 4 系統だったり、さらに物理的な老朽化もあって現在ではお世辞にも取り回しのしやすいチューナーとは言えませんが、その安定性と耐久性から未だに支持されつづけているチューナーです。

PLEX

PX-W3PE5

プレクス 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE5 - プレクス
プレクス 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE5の通販をAmazonで。
  • タイプ:内蔵型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 2・BS/CS × 2
  • 接続タイプ:PCI Express x1
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

2020年12月に発売された、PLEX 製チューナーの最新機種です。内蔵型の W チューナーで、TS抜きチューナーの中では標準的なスペックの機種になります。
前機種である PX-W3PE4 と異なり、受信したデータを PCIe 経由で転送するようになったため、内部 USB 接続が不要になりました。それ以外のスペックに関しては違いはなく、無理やり PX-W3PE4 のドライバを当てて動いてしまうくらい PX-W3PE4 と同じハードウェア構成になっています。

PCIe 接続だけでいいのを謳い文句にしてはいますが、本来内蔵型チューナーなのだから PCIe 接続だけなのがむしろ普通で、今までの機種がイレギュラー過ぎたと言ったほうが…
ハードウェア上も単に USB と PCIe を変換するチップを搭載した程度で、特に大きく改良が加えられているわけではありません。それでも内部 USB 接続でなくなったことで、端子の接触諸々を気にする必要がなくなったという点で、若干はドロップ軽減に寄与しているかもしれません。
…が、前述の通りハードウェア構成はほとんど変わっていないので、PT3 のような安定したチューナーだと思って買うと期待外れになると思います。

2021年7月現在、前機種である PX-W3PE4 と平行して販売されています。PX-W3PE4 の方が ¥2,000 ほど安いです。
違いは PCIe 接続か PCIe(電源供給)+ 内部 USB 接続 かどうかだけなので、筐体内の配線をすっきりさせたい人、内部 USB 端子のスロットの空きがなくてちょっと面倒な人は PX-W3PE5 の方がよいでしょう。

逆に、Windows 7・8.1 を使っている場合は、PX-W3PE4 をおすすめします。
後述しますが、公式ドライバーのデジタル署名が Windows 10 向けのものしか行われておらず、7・8.1 では常にテストモードという特殊なモードに設定しておく必要があるためです(もっとも、非公式ドライバを使う場合は関係ありません)。

PX-W3PE4

PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4 - Amazon.co.jp
PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4の通販
  • タイプ:内蔵型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 2・BS/CS × 2
  • 接続タイプ:PCI Express x1 + 内部 USB 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

内蔵型の W チューナーで、長い間販売されていた PX-W3PE の後継機です。
PX-W3PE5 同様、TS抜きチューナーの中では標準的なスペックの機種になります。

…が、(少なくとも、公式ドライバを使う限りは)安定性はむしろ PX-W3PE よりも劣っています。PX-W3PE では不要だった内部 USB 接続が必要になってしまったのがわかりやすい例でしょう。
内部 USB 接続なのは一節によると PX-W3U4 などの外付け型チューナーと設計を共通化するためだとか。もう少しやりようあるだろ…と思っていたら、前述の PX-W3PE5 が発売されました。

PT3 が製造終了した現在、内蔵型TS抜きチューナーとしてはもっとも売れているモデルと思われます。
PT3 は製造終了しプレミア価格となってから久しいため、最低でも PT3 に次ぐシェアはあるように思います(統計をとったわけではないので肌感ですが)。そのためネットの情報や動作報告も多く、Linux での動作報告も数多くあります。

現在は一応後継機である PX-W3PE5 が販売されているので、¥2,000 の価格差を気にしないのであれば PX-W3PE5 を買った方がよいと思います。以前はドライバが署名されていないという最悪な問題がありましたが、現在は Windows 10 であれば問題ありませんし。

PX-Q3PE4

プレクス 地上波デジタル・BS/CS対応TVチューナー PX-Q3PE4 - Amazon.co.jp
プレクス 地上波デジタル・BS/CS対応TVチューナー PX-Q3PE4の通販
  • タイプ:内蔵型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 4・BS/CS × 4
  • 接続タイプ:PCI Express x1 + 内部 USB 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

内蔵型の Q チューナーで、長い間販売されていた PX-Q3PE の後継機です。
PX-W3PE4 の兄弟機種かつ、上位機種にあたります。基板自体は PX-W3PE4 と全く共通で、PX-W3PE4 の基板の未実装部分にチップを搭載し、PX-W3PE4 の2倍のチューナー数を実現しています。
デバイスとしての認識も、実質 PX-W3PE4 を2枚差ししたような認識になっています。

PX-W3PE4 の兄弟機種ということもあって、安定性は PX-W3PE4 と同じかそれより悪いくらい。
PX-W3PE5 が発売されたということで PX-Q3PE4 も内部 USB 接続を廃した PX-Q3PE5 が発売されるかと思っていたのですが、発売当初のドライバ未署名問題で予想していた売上を下回ったからか、2021年7月現在未だに発売される気配がありません。

私がTS抜きを始めたときに買ったチューナーです。現在はメインチューナーを PT3 に譲りましたが、今も視聴用や各種実験用に使っています。そんなに安定しないのでドロップ自体はしますが、私の環境では録画専用 PC で運用していたからか、そこまで頻度も多くなくドロップの程度も比較的軽微に収まっていました。

価格は2021年7月時点で ¥22,480 と、PX-W3PE4 を 2 枚買うよりかは安い価格設定になっています。
割と高めですが、「存分に録画も視聴もするぞ!」って方にはおすすめです。ただ、後述の PX-MLT5PE という選択もあります。そちらの方が安いので、どれくらい使うかによって決めるとよいでしょう。

PX-MLT5PE

Amazon.co.jp: PLEX 地上デジタル・BS・CS対応5チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT5PE : 家電&カメラ
オンライン通販のAmazon公式サイトなら、PLEX 地上デジタル・BS・CS対応5チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT5PEを 家電&カメラストアで、いつでもお安く。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常送料無料。
  • タイプ:内蔵型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ・BS/CS × 5(マルチチューナー)
  • 接続タイプ:PCI Express x1 + 内部 USB 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

TS抜きチューナー史上初のマルチチューナーです。
PLEX チューナーは安定しないのでもっぱらプレ糞なんて言い方すらされていますが、少なくとも発売当時はTS抜きチューナーの中で地デジと BS/CS を分け隔てなく使える機種は存在しなかったため、なんだかんだ言ってかなり画期的でした。現在では DD Max M4 もありますが、そちらはかなりお高いです…。

型番の MLT5 は 5 つのマルチチューナーが搭載されている事を示しています。第2世代が出たら PX-MLT5PE2 とかになるのでしょうか。
価格は2021年7月現在 ¥17,800 と PX-W3PE4 よりも 5,000 円ほど高くなっていますが、PX-Q3PE4 と比較すると 5,000 円安いです。

PX-Q3PE4 を実際使っていて感じましたが、特に BS/CS のチューナーが余りがちです。
もっとも地方に住んでいて BS のアニメを録りまくっている人、スカパー!を契約している人は違うかもしれませんが、一般的には地デジのチューナー使用頻度が高く、BS/CS のチューナー使用頻度が低くなると思います。BS で見る番組ってアニメくらいしかないですし。

BS/CS に 8 チューナーは要らないけど、BS/CS 自体は受信できるようにしておきたい。そういったニーズを捉えた機種だと感じます。
「おすすめのTS抜きチューナー」で後述しますが、PX-W3PE4 では足りないけど、PX-Q3PE4 ほどチューナーはいらない、という方にはおすすめです。ちょっと情報が少ないのが懸念点ではあるかも。

そうそう、BS/CS を自前のアンテナで視聴されている方への重要な点として、パラボラアンテナへの LNB 給電ができません。そのため、アダプターを利用し、別の方法でアンテナに電源を供給する必要があります。
以前は PLEX が直々に PX-LNBADAPTOR というアダプターを出していたのですが、現在では売り切れになっています。一応、代替となりうる製品はいくつか Amazon にあるようです。

PX-MLT8PE

Amazon.co.jp: PLEX 地上デジタル・BS・CS対応8チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT8PE : 家電&カメラ
オンライン通販のAmazon公式サイトなら、PLEX 地上デジタル・BS・CS対応8チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT8PEを 家電&カメラストアで、いつでもお安く。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常送料無料。
  • タイプ:内蔵型(フルハイト)
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ・BS/CS × 8(マルチチューナー)
  • 接続タイプ:PCI Express x1 + 内部 USB 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

2019年11月に発売された、TS抜きチューナーとしては比較的新しいモデルです。
PX-MLT5PE の上位機種で、型番の MLT8 の通り、マルチチューナーを 8 つも搭載しています。
PLEX の内蔵型チューナーは基本ロープロファイル対応なのですが、このチューナーのみフルハイトとなっています。さすがにロープロファイルの基板には収まらなかったんでしょうか。

実際の内部構造としては、PX-MLT5PE 相当のデバイスと、マルチチューナーを 3 つ搭載したデバイスが搭載されるような形になっています。内部 USB ケーブルもこの機種のみY字型に別れていて、それぞれチューナー上部と下部に接続するようになっています。内部 USB 端子こそ1端子で収まっているようですが、実際には USB 機器 2 つ分と認識されているようです。
PX-MLT5PE の上に PX-MLT3PE(?)を乗っけたのでフルハイトになった、ってとこでしょうか。
一部では2つ認識されるデバイスに対し PX-MLT8PE5・PX-MLT8PE3 なんて呼び方もされています。どうしてこうなった。

PLEX が現在販売しているチューナーとしては最上位のスペックに位置するチューナーではありますが、価格が高いこと(2021年7月現在 ¥26,800 )、その割に安定しないこと、そんなにマルチチューナーがあっても多くの人は使い切れない、といった事情があるからか、発売から 1 年以上が経過した今なおあまり普及していないように見えます。したがって、導入報告といった情報が全然ありません。
また、8 チューナーを全て使い切る場合やはり安定はしないようで、どこかしらドロップしたりがあるようです。PX-MLT5PE より不安定という話も。

とにかくチューナー数を増やしたいのであればよいでしょうけど、安定性やコスパを求めるのであれば他の機種を検討した方が良いように思います。家族で共用されている方、あとは全録したい方向けでしょうか。

PX-MLT5PE 同様に、パラボラアンテナ へのLNB 給電ができません。BS/CS を自前のアンテナで視聴されている方は注意してください。私もそうですが、マンションなどで共聴設備から放送波が混合されて流れてくる環境であれば関係ありません。

PX-W3U4

PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3U4 - Amazon.co.jp
PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3U4の通販
  • タイプ:外付け型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 2・BS/CS × 2
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

外付け型の W チューナーで、それより前まで発売されていた PX-W3U3 の後継機です。
外装は PX-W3U3 と瓜二つで、むしろ PX-W3U2 から PX-W3U3 の変化の方が大きい気がしますが、兄弟機種で内蔵型である PX-W3PE4 同様、基板は大きく変更されています。
ハードウェア構成も内蔵型と外付け型の違いはあるとはいえ、概ね PX-W3PE4 と共通となっています。

ノート PC しか持っていない場合、ドングル型を除けば PX-Q3U4 と並び選択肢に上がる唯一のチューナーです。意外に外付け型チューナーは多くなく、現在販売されているものではほかに PX-Q3U4 くらいしかありません。メーカーも今まで発売してきているのは PLEX くらいです。あとはラズパイと組み合わせた小型録画サーバー用途としてもよく使われています。

外付けということもあって、なんとリモコンと赤外線モジュールが付属しています。radi-sh 版 BonDriver に付属の x3u4Remocon プラグインを使えば、TVTest を操作するリモコンとして使えます。
…が、PC でテレビを見ている時点でリモコンを使う機会はさほどないようで(それはそう)、使っているという報告をあまり見かけません。Linux や非公式ドライバでは使えませんが、それ以前に需要がなさそう。

需要もなさそうなので別に PX-W3U4 にするときに削ってしまっても良かったような気はしますが、初代 PLEX チューナーである PX-S3U から続く機能なので、デグレードしたくなかったんでしょうか。まあ ODM 先が Digibest になった時点で改悪されたようなものですが(ASICEN が潰れなければこんなことには…)。

PX-Q3U4

PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-Q3U4 - プレクス
PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-Q3U4の通販をAmazonで。
  • タイプ:外付け型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 4・BS/CS × 4
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

外付け型の Q チューナーで、PX-Q3U4 の上位機種です。
外付け型での Q チューナーは実はTS抜きチューナー史上初の機種だったりします(今までは W チューナーまでしかなかった)。現在販売中の外付け型チューナーは PX-W3U4 とこの PX-Q3U4 の2つだけです。

兄弟機種で内蔵型である PX-Q3PE4 同様に、PX-W3U4 の基板の未実装部分に追加でチップを実装してチューナー数を2倍に増やしたような構成になっています。チューナー数が倍になっている以外に PX-W3U4 との違いはありません。

PX-W3U4 同様に、ラズパイで小型録画サーバーを組まれる方が割と使っている印象です。ただし、複数チューナーを同時に使うと結構冷却ファンがうるさいようで、ファン自体を物理的に静音のものに交換されてる猛者もいます。

PX-S1UD V2.0

Amazon | プレクス USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー PX-S1UD V2.0 | プレクス | パソコン・周辺機器 通販
プレクス USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー PX-S1UD V2.0がパソコン・周辺機器ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。
  • タイプ:ドングル型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 1
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続(ドングル)
  • アンテナ端子数:1系統
  • 内蔵カードリーダー:×

現在流通するものは 2015 年 8 月に発表された[3]https://sites.google.com/site/tsnukituner/tstunerlist/plex/pxs1ud2 改良型(V2.0)。無印と比較して少しサイズが小さくなっているそうですが、スペック的な違いはありません。

PX-S1UD(無印)は 2011 年発売なことを鑑みると、現在販売中の PLEX チューナーの中では一番息の長い方に入りそうです。同時期に発売された PX-BCUD という BS/CS だけ受信できるドングルチューナーもあったのですが、PLEX の中の人いわく使っていたチップが供給終了になり、基盤を設計し直すほどの売れ行きがなかったのでやむなく生産終了になってしまったとのこと[4]https://twitter.com/PLEX_JP/status/1315130984459726849

非常に小型(世界最小を謳っているらしい)なため、ラズパイで録画サーバーを作る場合に使われる事が多い印象です。当然ながら、いっぱい録画したい人には向いていません。
前述した通り、買い足せばその分チューナー数を増やせますが、それをやるなら最初から PX-Q1UD を買ったほうがお得ですし、配線や見た目も煩雑になりません。

PLEX チューナーではありますが、製造元は Digibest ではなく MyGica という中国の会社です。さらに復調チップには Siano というイスラエルの会社のものが使われています。

価格は 2021 年 4 月現在約 5200 円ですが、下記の通り PX-S1UD V2.0 と機能的には全く同じ機種が約 3000 円とかなり安くで売っているので、もし同等品ということに抵抗がないならそちらを買ってもいいと思います。

PX-Q1UD

Amazon | PLEX USB接続型フルセグ対応地上デジタルTVチューナー PX-Q1UD | プレクス | パソコン・周辺機器 通販
PLEX USB接続型フルセグ対応地上デジタルTVチューナー PX-Q1UDがパソコン・周辺機器ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。
  • タイプ:ドングル型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 4
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続
  • アンテナ端子数:1系統
  • 内蔵カードリーダー:×

PX-S1UD 相当の基盤を USB ハブ経由で 4 つぶらさげただけの構造のチューナー[5]https://diary.hatenablog.jp/entry/2018/03/15/215147。ドライバも PX-S1UD と同じものが使えるらしいです。
PX-S1UD 自体が一応 5200 円するので、PX-Q1UD はドングル型チューナーの中では唯一 10000 円を超える値段設定になっています。
PX-S1UD × 4 のハードウェア構成ではあるものの、F型端子自体は1つなのでわざわざ分配器を挟む必要がなく、あと PX-S1UD を 4 個買うより安いのがメリット。

PX-S1UD V2.0 ほど小型ではありませんが、PX-S1UD V2.0 同様にラズパイで録画サーバーを構築する場合に使われる事が多い印象です。
ただし BS/CS の受信はできないので、BS/CS を受信したいのなら PX-W3U4 か PX-Q3U4 になります。あとは e-better の DTV02(A)-1T1S-U を別途買って BS/CS 用にするとか…(コスパ悪いけど)。

一応ドングル型ではあるものの、商品写真で分かる通り完全にダイレクトにつながっているわけではありません。また4チューナーも搭載していることもあり、場合によっては USB のバスパワーでは電源が足りなくなるケースもあるようで、電源供給用の AC アダプターが付属しています。
この AC アダプターはラズパイで使うときはかえって足かせになる場合があるようで、ラズパイでは USB バスパワーだけの方がうまくいくらしいです。

MyGica

MyGica S270 / MyGica (VASTDTV) VT20

TVチューナー SDB Full Seg HD 电视-MyGica ® S270 地上デジタルチューナー - USBチューナーレシーバーテレビスティック360度ダブル伸縮アンテナ - Amazon.co.jp
TVチューナー SDB Full Seg HD 电视-MyGica ® S270 地上デジタルチューナー - USBチューナーレシーバーテレビスティック360度ダブル伸縮アンテナの通販

🔼 MyGica S270 🔽 MyGica (VASTDTV) VT20

Amazon.co.jp: TVチューナー USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー モバイル テレビチューナー フルセグ 録画可能 地上デジタルチューナー : パソコン・周辺機器
Amazon.co.jp: TVチューナー USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー モバイル テレビチューナー フルセグ 録画可能 地上デジタルチューナー : パソコン・周辺機器
  • タイプ:ドングル型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 1
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続(ドングル)
  • アンテナ端子数:1系統
  • 内蔵カードリーダー:×

実はこのチューナー、PX-S1UD V2.0 の ODM 供給元、MyGica のオリジナルモデルで、PX-S1UD V2.0 とパッケージやロゴが違うだけの同等品。機能的には全く変わらないんだそう。
ドライバ類も PX-S1UD V2.0 のものが使えてしまうので、PX-S1UD V2.0 のドライバを入れると PX-S1UD V2.0 として認識されるんだそうです。

元々中華企業御用達 AliExpress で販売されているもので、それが Amazon にも進出してきたものみたいです。以前はちゃんと S270 と書かれていたパッケージだったようですが、現在では VASTDTV という謎のブランド名義のパッケージになっています。訳がわからないよ…。

MyGica S270 としては2017年頃から販売されていたようですが、2019年の後半頃から Amazon での取り扱いがなくなり(?)代わりに赤い VASTDTV のパッケージになった「MyGica VT20」が新たに取り扱われるようになったようです。MyGica VT20 も PX-S1UD V2.0 の同等品で、MyGica S270 とも同等品らしい。マジでわけわからん。

チューナーのパッケージはこの手の製品にありがちな怪レい日本悟ではなく普通の文章ですが、それだけに謎のブランド感が漂っています。発送はシンガポールかららしいです。
チューナーのロゴも VASTDTV のものになってはいますが、取り扱い説明書には PX-S1UD V2.0 のものがそのまま入ってたりするというこの雑さ。複数の方が PX-S1UD V2.0 の説明書が入ってたのを確認しているそうなので仕様なんだろうけど、こんなんでいいんですか PLEX さん…。
MyGica VT20 は型番すらよくわかりませんが、MyGica S270 と(ブランドとパッケージ諸々が違う以外)同等であることは確実です。性能も変わらないようですし。あと VASTDTV ってなんなん…。

一応、PX-S1UD との差として公式の視聴ソフト( MyGica 公式 からダウンロードできるっぽい)がついてくる事が挙げられます。S270 と VT20 でもついてくるソフトが違うらしい…?[6]http://quuta.atgj.net/gadget/2021041801
ただ TVTest と比較するとどれも明らかに使いづらいので、さして重要なポイントではありません。

VASTDTV で検索しても MyGica VT20 くらいしかヒットしないので、なんのブランドなのかさえもよくわかりません。MyGica の日本向けサブブランド?
パッケージデザインはフォントからして PLEX 製品に似ているし、TVTest の説明が書いてあるあたり明らかに日本市場向けです(日本の地上波放送規格である ISDB-T 自体はブラジルを筆頭に南米諸国でも使われている)。この調子で BS/CS(ISDB-S)のドングルチューナーも発売してほしいものだけど。

2021年4月現在では MyGica S270 の Amazon での取り扱いが復活しています。MyGica VT20 も「出品者からお求め頂けます」の状態になってはいるものの引き続き購入できる状態なので、PX-S1UD V2.0 の互換品が 2 つ存在するという奇妙な状態…。
ただし、MyGica S270 の方はページこそ2017年から引き継いではいるものの、商品写真は VASTDTV の VT20 になっているように見えるので、実際どうなっているのかは多分買ってみないとわかりません。こわい。

2021年4月現在の価格は PX-S1UD V2.0 が 5000 円なのに対し MyGica S270 は 2999 円とかなり激安なので、PX-S1UD V2.0 を買うくらいならこっちを買った方がお得です。スペックも同一ですし。
上記の経緯からしてかなり胡散臭いので、それが嫌なら普通に PX-S1UD V2.0 でもいいとは思いますが…。

e-better

DTV02A-4TS-P

e-Better 地デジチューナー フルセグ 地デジ BS CS 4チューナー PCI-Ex チューナー パソコン デスクトップ フルハイト ロープロファイル 内部USB端子 ICカードリーダー DTV02A-4TS-P - e-Better
e-Better 地デジチューナー フルセグ 地デジ BS CS 4チューナー PCI-Ex チューナー パソコン デスクトップ フルハイト ロープロファイル 内部USB端子 ICカードリーダー DTV02A-4TS-Pの通販をAmazonで。
  • タイプ:内蔵型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ・BS/CS × 4(マルチチューナー)
  • 接続タイプ:PCI Express x1 + 内部 USB 接続
  • アンテナ端子数:2系統
  • 内蔵カードリーダー:○

実質 PX-MLT4PE 。PX-MLT5PE(地デジ・BS/CS × 5)からチューナーを1つ減らしただけの構成になっています。Digibest としての型番は ISDB6014 で、ドライバでもその表記が使われています。
2021年7月時点での価格は ¥14,000 程度で、これは PX-MLT5PE の ¥17,800 よりも若干安いです。チューナーが少ないので当たり前ではあるんですが。

2020年12月から発売を開始した比較的新しい機種ということもあり、知名度も情報もありません。
動作安定性は PX-MLT5PE と基本的に変わらないようで、あと ¥4,000 積めば比較的情報のある PX-MLT5PE が買えてしまうことを考えると、あまり買いとはいえないかもしれません。

以前は DTV02-5T-P という地デジ × 5 チューナーの機種があったのですが終売になり、代替として出てきた機種のようです。e-better が現在販売しているラインナップからも DTV02-5T-P の代替機種であることが伺えます(マルチチューナーになったので値上がりしてますが)。

DTV02-1T1S-U / DTV02A-1T1S-U

e-Better 地デジ フルセグ テレビ BS CS 110° TV チューナー USB接続 パソコン ノートパソコン 外付けタイプ ICカードリーダー内蔵 DTV02A-1T1S-U - e-Better
e-Better 地デジ フルセグ テレビ BS CS 110° TV チューナー USB接続 パソコン ノートパソコン 外付けタイプ ICカードリーダー内蔵 DTV02A-1T1S-Uの通販をAmazonで。
  • タイプ:ドングル型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ・BS/CS × 1(マルチチューナー)
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続
  • アンテナ端子数:1系統
  • 内蔵カードリーダー:○

BS・110 度 CS が受信できる TS 抜きチューナーの中では最安の機種で、またドングル型チューナーの中で BS が視聴できるのもこの機種が唯一です。Digibest としての型番は ISDB2056 で、ドライバでもその表記が使われています。
とはいえ 1 チューナーしかないのに ¥8,000 もするので少し割が悪め。ドングル型の形態にこだわりがないのであれば、(2倍の価格にはなりますが)PX-W3U4 に手を伸ばした方がいいような気もします。

DTV02-1T1S-U は旧モデルで、DTV02A-1T1S-U は2020年12月頃に発売された新モデルです。
DTV02A-1T1S-U では「低温病」と呼ばれる低い温度の環境でチューナーが認識しなくなってしまう問題がハードウェアレベルで解消されているらしいです。現在は新モデルしか流通していないようなので、そのあたりを気にする必要はあまりないと思います(旧モデルも改造すると直るとかいう話もある)。

型番に 1T1S とあるものの、実際には ”1TS” で、地デジと BS/CS のチューナーが同じマルチチューナーが 1つ搭載されている構造になっているようです。つまり、地デジを見ながら BS を録画する、といったことはできません。とりあえずお手軽にテレビが一通り見れればいい、という方にはおすすめです。

DTV02-1T-U / DTV02A-1T-U

Amazon | e-Better USBドングル型 テレビチューナー 地デジチューナー 地デジ チューナー TV フルセグ USB ドングル パソコン ノートパソコン DTV02A-1T-U | e-Better | 外付TVチューナー・ビデオキャプチャ 通販
e-Better USBドングル型 テレビチューナー 地デジチューナー 地デジ チューナー TV フルセグ USB ドングル パソコン ノートパソコン DTV02A-1T-Uが外付TVチューナー・ビデオキャプチャストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部...
  • タイプ:ドングル型
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ × 1
  • 接続タイプ:外部 USB 2.0 接続(ドングル)
  • アンテナ端子数:1系統
  • 内蔵カードリーダー:×

PX-S1UD とスペック自体は全く同じチューナー。
2021年7月現在の価格は ¥3,700 と PX-S1UD よりも 1,500 円安いですが、前述の MyGica S270 の方が更に安いですし( ¥3200 前後)、私はわざわざ買うほどの機種ではないと思います。

DTV02-1T-U は旧モデルで、DTV02A-1T-U は2020年12月頃に発売された新モデルです。現在は新モデル以外は流通していないように見えます。
ただチューナーの外観もスペックも使われているチップも変わっていないので、どこが改良されたのかは謎。

というのも、このチューナーは一応は Digibest 製のようなのですが、チップから何から他の Digibest チューナーとは全く異なる構成になっているために、他のチューナーで使えるドライバや BonDriver が使えなかったりします。( radi-sh 氏の BonDriver_BDA が使えるという話もありますが)公式の BonDriver は 32bit のみの対応だったりといった制約もあります。
TS データへの復調を IC チップではなくソフトウェアで行う珍しいタイプの製品(おそらくコストダウンが目的)のようで、非公式ドライバである px4_drv では対応しない事が明言されています。

この機種は情報もあまりないので、この機種を買うくらいなら MyGica S270 / MyGica (VASTDTV) VT20 を買ったほうが安いしスペック的にも変わらないしで良いと思います。

ただ、PX-S1UD よりも DTV02(A)-1T-U の方が安定したり受信感度が良いという話も聞きました。情報量が少ないため導入が比較的面倒だとは思いますが、チャレンジングな方は買ってもよいかもしれません。

Digital Devices

DD Max M4

Digital Devices Max M4 - 4x Multi-Band Tuner TV Card
Digital Devices Max M4 Multituner TV Card - the all-rounder for satellite, cable or terrestrial reception A 4-fold multi-band tuner HD TV Card / Tuner Card for ...
  • タイプ:内蔵型(フルハイト)
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ (ISDB-T)・BS/CS (ISDB-S)・CATV (ISDB-C)・スカパー!プレミアムサービス (DVB-S2) × 4(マルチチューナー)
  • 接続タイプ:PCI Express x1
  • アンテナ端子数:地デジ/CATV: 1系統・それ以外: 4系統
  • 内蔵カードリーダー:×

2019年頃にTS抜き界隈を沸かせた、TS抜きチューナー界における黒船。
ドイツの Digital Devices 社が設計開発から販売までを一貫して行っています。

本来は欧米向けの DVB-T/S/C といった放送規格のチューナーを作っているメーカーですが、なぜかこの DD Max M4 のみ日本の放送規格である ISDB-T と ISDB-S に対応しています。
DD Max M4 自体(中国の DTMB と日本の ISDB-S3 を除いた)世界中のほぼ全ての放送波を受信することができるということで、会社の技術力を誇示するために作ったってところでしょうか。ヨーロッパ向けであれば DVB だけ対応しとけばいい訳ですし。

その動作はあの PT3 を凌ぐとさえ言われるほどド安定で、さらにマルチチューナーでかつ CATV とスカパー!プレミアムサービスも受信でき、まさに文句なしのフルスペックチューナー。
特に ISDB-C に対応したチューナーは少ないため、特に J:COM などトランスモジュレーション方式のケーブルテレビで視聴されている方には一定の人気があるみたいです。
TS抜きのヘビーユーザーの方が満足して使われている印象で、( PLEX なんかとは違い)非常に品質の高いチューナーです。

残念ながら Amazon などでは取り扱っておらず、Digital Devices 社公式の EC サイトから購入する形になります。公式サイトも日本語に対応しているわけではないので個人輸入という形にはなるのですが、手続きとしては購入決済さえできれば、あとは普通の EC サイトと同様に使えるようです。
それよりもただでさえ高め(スペックを考えたら妥当ではある)なのに消費税+関税+送料がのしかかってくるので、購入するならそれなりのお値段は覚悟する必要があります。

価格は為替レートにもよりますが、2021 年 5 月に買われた方の話によると、送料込みで約 ¥35,000 、さらに関税と手数料がかかったので合計で約 ¥38,000 だったそうです。お高い…

Amazon で買えない事、個人輸入になるので元々高いのに関税とかで4万円近くなることなど、初めてTS抜きするユーザーに取ってはかなり敷居の高いチューナーではあります。実際使われている方もヘビーユーザーが多い印象です。
ただ情報も比較的多いですし、もし予算に余裕があるのなら、DD Max M4 を買っておいて損はないと思います。マルチチューナーですし、よほどヘビーな使い方でなければチューナー不足になることもありません。私もいつか使ってみたいです。

注意点として、衛星放送受信用のパラボラアンテナへの LNB 給電自体は可能ですが、電圧が最大 18V と海外仕様になっているため、電圧変換器を利用して電圧を下げる必要があったりと少し面倒くさいです。
とはいえ、スカパー!プレミアムサービスを PC で視聴できるような強者であれば難なくクリアできるような気はします。

DD Max M4 の導入に関しては EncTools さんのサイトにてかなり詳しく解説されています。

以前は地デジ・CATV用の端子は PAL → F型への変換アダプタを挟む必要がありました。もっとも、サービスで変換アダプタをつけて送ってくれるケースもあったようです。
ところが、よほど日本からの注文が多いからか、2021年5月以降に出荷される DD Max M4 からは真ん中の PAL 端子が F 型端子へ変更されました[7]https://twitter.com/Tori5ya/status/1392507170520932358?s=20完全に日本仕様になってるような…
これにより、現在では変換アダプタを別途買う必要はなくなっていると思われます(旧ロットの在庫が残っていれば PAL 端子のものが届くかもしれませんが)。

DD Max A8i

Digital Devices Max A8i TV Card - 8 Tuner TV Card - DVB-C2/T2 / ISDB-T
HD / UHD Octo-Tuner - 8 Tuner - TV card for DVB-C / C2, DVB-T / T2 or ISDB-Tfor the PCI Express slot. With only one cable Ideal for construction of multimedia P...
  • タイプ:内蔵型(フルハイト)
  • チューナー(同時視聴録画可能)数:地デジ (ISDB-T)・CATV (ISDB-C) × 8(マルチチューナー)
  • 接続タイプ:PCI Express x1
  • アンテナ端子数:1系統
  • 内蔵カードリーダー:×

DD Max M4 と同じ Digital Devices 社が販売しているチューナー。
BS・CS など衛星系の放送規格には一切対応していないものの、地デジ or CATV が同時に8チャンネルも受信できるという、これまたスペックお化けな機種です。

とはいえ価格が2021年7月現在で €377.31(日本円で ¥49,716 )とかなりお高く、コスパはかなり悪いです。価格が高いこと、さらに BS/CS が受信できない事もあり、使っているユーザーも 5ch や Twitter に数人確認できる程度。情報はほぼ皆無と言っていいと思います。

CATV (ISDB-C) は受信できませんが、PX-MLT8PE が2021年7月現在 ¥26,800 と DD Max A8i の 1/2 弱の値段で販売されています。単に地デジを全録したいのであればそちらの方がお得です。
もっとも、PLEX チューナーなので安定性は悪いし8チューナーをフルに使おうとするとドロップが頻発したりするらしいですが…

2021年7月現在、在庫切れになっているようです。

Sponsored Link

おすすめのTS抜きチューナー

ここまで見てきた上で、個人的におすすめのTS抜きチューナーをその用途やニーズごとにご紹介します。
あくまで個人的な意見です。前述したように全ての機種を使った事があるわけではないので、足りない情報などあればぜひ教えて頂けると助かります。

テレビが見れて録画できれば十分・とりあえず無難なのがほしい

デスクトップPC・自作PC

プレクス 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE5 - プレクス
プレクス 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE5の通販をAmazonで。
PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4 - Amazon.co.jp
PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4の通販

PX-W3PE5 、または PX-W3PE4 がおすすめです。

2021年7月時点での価格は PX-W3PE5 が ¥14,000 、PX-W3PE4 が ¥12,000 と、TS抜きチューナーの中では比較的リーズナブルな価格になっています。
TS抜きが初めてでなんもわからん、というのであれば、W チューナーであるこの 2 機種のいずれかを購入されるのが無難だと思います。アニメを適宜録画する程度であれば、W チューナーで事足りるはずです。

もちろん前述した通り PLEX 製のチューナーは市販のレコーダーほど安定はしませんが、とはいえチューナーが突然死んだりするような致命的な不具合が多くあるわけではありません。
ドロップしたときにどれくらいノイズが載るか、それが気になる程度かどうかは環境と人によるため一概には言えませんが、私の環境では録画に毎回ドロップが入るほど酷くはありませんでした。

私が録画オタクなのでだいぶ辛口に前述してしまっていますが、とにかく見られればいい・見終わったらすぐ録画を消すって人なら全然問題ないと思います。というか、そういう方が大半な気もしています。
要は録画をコレクションだと思うか(ガチ勢)、見れればそれでいいか(エンジョイ勢)です。

PX-W3PE5 と PX-W3PE4 のどちらが良いかですが、2000円積める事、そして Windows 10 ならば PX-W3PE5 をおすすめします。
性能は全く同じですが、受信データのやり取りを内部 USB からではなく PCIe 端子から通信するため、内部 USB 端子の空きがマザーボードにない場合でも使えます。内部 USB でなくなった事で、若干ドロップが減っているかもしれません(そんなに変わらないとの話もありますが)。

逆に、Windows 7・Windows 8.1 の PC で使うことを検討されているのであれば、PX-W3PE4 をおすすめします。PX-W3PE5 のドライバは Windows 10 向けのデジタル署名しかされていないため、7 や 8.1 ではチューナーを使う限り OS をテストモードという特殊なモードに設定し続けておく必要があり、かなり厄介です。

いずれもロープロファイル対応なので、薄型のデスクトップ PC であっても搭載可能です。
ブラケットはロープロファイル・ハイプロファイルの両方が付属しています。

B-CAS カード用の内蔵カードリーダーを搭載しているので、外付けカードリーダーを買い足す必要がありません。ただし、接触があまりよくない上、Linux や非公式ドライバでは使えません。
私は接触が悪くなるたびに蓋を開けるのがめんどくさくなったので外付けカードリーダーを使っています。心配でしたら外付けカードリーダーを買っておくのがおすすめです。あとは SoftCas を使うとか…

ノートPC

PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3U4 - Amazon.co.jp
PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3U4の通販

PX-W3U4 がおすすめです。というかそれくらいしか選択肢がありません。

PX-W3U4 は PX-W3PE4 の外付け型版で、同じくWチューナーの機種です。
筐体やリモコンがついている分 PX-W3PE4 よりも 4,000 円ほど高くはなってしまいますが、現在販売中のものに絞ると外付け型の機種自体が多くないので(これと PX-Q3U4 くらい)、実質これ一択でしょう。

外付け型なので、USB-A 端子があるノート PC(Windows)ならなんでも使えると思います。ラズパイで使われている方も多くいるみたいです。ただし、別途 AC 電源を必要とします(アダプターは本体に付属)。
ドングル型と異なり排熱用のファンがついているため若干音が発生するようですが、これに関してはノート PC 自体も同じですし仕方ありません。

内蔵型と同じく B-CAS カード用の内蔵カードリーダーを搭載しているので、外付けカードリーダーを買い足す必要がありません。ただし、こちらも Linux や非公式ドライバでは使えないので注意。

地デジだけで良いからとにかく安くテレビが見たい

Amazon | プレクス USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー PX-S1UD V2.0 | プレクス | パソコン・周辺機器 通販
プレクス USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー PX-S1UD V2.0がパソコン・周辺機器ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。
TVチューナー SDB Full Seg HD 电视-MyGica ® S270 地上デジタルチューナー - USBチューナーレシーバーテレビスティック360度ダブル伸縮アンテナ - Amazon.co.jp
TVチューナー SDB Full Seg HD 电视-MyGica ® S270 地上デジタルチューナー - USBチューナーレシーバーテレビスティック360度ダブル伸縮アンテナの通販
Amazon.co.jp: TVチューナー USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー モバイル テレビチューナー フルセグ 録画可能 地上デジタルチューナー : パソコン・周辺機器
Amazon.co.jp: TVチューナー USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー モバイル テレビチューナー フルセグ 録画可能 地上デジタルチューナー : パソコン・周辺機器

PX-S1UD 、または MyGica S270 / MyGica (VASTDTV) VT20 がおすすめです。

後者の MyGica S270 / MyGica (VASTDTV) VT20 に至っては、3,200 円と TV チューナーとしては破格の値段で購入できます。地デジ1チューナーしかないので視聴と録画を同時に行うのは厳しいですが、地上波が見られればそれで十分、という方もいると思いますし、そういう方にはおすすめです。

また、USB メモリのようなサイズ感のドングル型チューナーのため、買い足すことでチューナー数を増やす事ができます。2個買えば2チューナーになりますし、足りなくなったら買い足せるのもメリットです。
ただし、もし PX-S1UD を4つ購入されるつもりがあるのなら、PX-Q1UD を買ったほうがお得です。
デスクトップ PC にもノート PC にも使えます。BS/CS は受信できないので注意。

e-Better 地デジ フルセグ テレビ BS CS 110° TV チューナー USB接続 パソコン ノートパソコン 外付けタイプ ICカードリーダー内蔵 DTV02A-1T1S-U - e-Better
e-Better 地デジ フルセグ テレビ BS CS 110° TV チューナー USB接続 パソコン ノートパソコン 外付けタイプ ICカードリーダー内蔵 DTV02A-1T1S-Uの通販をAmazonで。

BS/CS も見たいのなら、地デジ・BS/CS × 1 チューナーの DTV02A-1T1S-U という機種もあります。
ただし、8,000 円と気軽に買い足せるほどチューナー本体が安くありません。小型とはいえドングル型ではないので、複数接続すると煩雑になりそうです。
BS/CS に2チューナー以上必要なのであれば、素直に PX-W3PE4/5 や PX-W3U4 を購入された方がよいでしょう。DTV02A-1T1S-U × 2 と PX-W3U4 はだいたい同じくらいの価格です。

PX-S1UD(本家)と MyGica S270 / MyGica (VASTDTV) VT20(互換品)のどちらを購入されるかはお好みで。価格が安いのは後者ですが、動作報告がいくつも出ているとは言え Amazon のページからして怪しめなので、正規品にこだわりたい方は本家を買ってもいいと思います。
互換品の方はなぜかシンガポールから発送されてくるそうですが、到着までは5日程度と割と早いです。

ドングル型ということもあり、内蔵カードリーダーがそもそもありません(物理的にカードリーダーがつけられないサイズです)。そのため、外付けのカードリーダーを別途用意するかゴニョゴニョすることになります。

W録が困らないくらいには録画したいし、同時にリアタイ視聴もしたい

デスクトップPC・自作PC

プレクス 地上波デジタル・BS/CS対応TVチューナー PX-Q3PE4 - Amazon.co.jp
プレクス 地上波デジタル・BS/CS対応TVチューナー PX-Q3PE4の通販
Amazon.co.jp: PLEX 地上デジタル・BS・CS対応5チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT5PE : 家電&カメラ
オンライン通販のAmazon公式サイトなら、PLEX 地上デジタル・BS・CS対応5チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT5PEを 家電&カメラストアで、いつでもお安く。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常送料無料。

PX-Q3PE4 、または PX-MLT5PE がおすすめです。
どちらが良いかはどれくらい同時にチューナーを使いたいかによると思います。

PX-MLT5PE はマルチチューナーなので、地デジ と BS/CS を分け隔てなく使うことができます。つまり、5チューナー全てを地デジに充てることも、BS/CS に充てることも可能です。
BS/CS をよく見る人って正直スカパーを契約しているか BS のアニメを録画している人くらいしかいないでしょうし(偏見)、地デジだけ沢山チューナーが使えればいいのであれば、PX-MLT5PE をおすすめします。

2021年7月現在、PX-MLT5PE は ¥17,800 、PX-Q3PE4 は ¥22,480 と 5000 円近い値差がついています。PX-Q3PE4 は地デジ×4・BS/CS×4なので、BS/CS をあまり見ないのであればオーバースペックかもしれません。あとは予算と相談…ってところです。

e-Better 地デジチューナー フルセグ 地デジ BS CS 4チューナー PCI-Ex チューナー パソコン デスクトップ フルハイト ロープロファイル 内部USB端子 ICカードリーダー DTV02A-4TS-P - e-Better
e-Better 地デジチューナー フルセグ 地デジ BS CS 4チューナー PCI-Ex チューナー パソコン デスクトップ フルハイト ロープロファイル 内部USB端子 ICカードリーダー DTV02A-4TS-Pの通販をAmazonで。

一応、PX-MLT5PE より安いチューナーとして、PX-MLT5PE からチューナー数を1つ減らした DTV02A-4TS-P(実質 PX-MLT4PE)もあります。情報こそ少ないもののチューナー数が1つ少ない以外は PX-MLT5PE とほとんど変わらないため、5チューナーもいらないのであれば選択肢に入れてもいいと思います。

PX-Q3PE4 よりも PX-MLT5PE の方が動作安定性に課題があるという話もありますが、いずれにせよ所詮 PLEX チューナーなので、PT3 や DD Max M4 のような安定性は求めない方が無難です。
非公式ドライバを使う限りは安定するようなので、それを使うのも一つの策でしょう。

PX-MLT8PE はあまりおすすめしません。まずスペックがほとんどの人にとって過剰でしょうし、値段も ¥26,800 とTS抜きチューナーの中では高額な部類です。さらに8チューナーを同時に動かすとどこかでドロップするという話もあったり、8チューナーをフルに使って安定する機種でもなかったりで、コスパが悪いと思います。

ノートPC

PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-Q3U4 - プレクス
PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-Q3U4の通販をAmazonで。
Amazon | PLEX USB接続型フルセグ対応地上デジタルTVチューナー PX-Q1UD | プレクス | パソコン・周辺機器 通販
PLEX USB接続型フルセグ対応地上デジタルTVチューナー PX-Q1UDがパソコン・周辺機器ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

PX-Q3U4 一択です。地デジだけでよければ PX-Q1UD という選択肢もあります。

外付け型のチューナーとしては PX-Q3U4 が最上位の機種です。今のところ外付け型のマルチチューナーは発売されていません(近く PX-MLT8U ?が出るって話もありますが)。
価格は本来 PX-Q3PE4 より高いのですが、2021年7月現在では PX-Q3U4 の方が PX-Q3PE4 より 2,000 円近く安いというよくわからない価格設定になっています。

BS/CS を全く見ないというのであれば、PX-Q1UD という選択肢もあります。PX-S1UD を4つ束ねたような構造のドングル型チューナーですが、実際に PX-S1UD を4つ差すよりもスマートで安いです。
地デジ×4チューナーですし、(BS/CS が見られない事以外は)まず困ることはないでしょう。

金はあるのでド安定でドロップしないチューナーがほしい

PT3 Rev.A - Amazon.co.jp
PT3 Rev.Aの通販
Digital Devices Max M4 - 4x Multi-Band Tuner TV Card
Digital Devices Max M4 Multituner TV Card - the all-rounder for satellite, cable or terrestrial reception A 4-fold multi-band tuner HD TV Card / Tuner Card for ...

PT3または DD Max M4 がおすすめです。ただしいずれも価格が高い…。

PT3 は情報が圧倒的に豊富でド安定な事が約束されていますが、とっくに生産終了となっていることもあり、今となっては新品未開封の在庫となると4万超えは覚悟が必要です。
外観がどうのこうのって製品でもないので中古もありですが、曲がりなりにも発売から8年経った中古の PCIe ボードなのにも関わらず2万~3万が相場と、かなりのプレミア価格です(中古なのに定価の2~3倍…)。
私はたまたま格安で譲って頂く事ができましたが、そうでなければとても入手できなかったと思います…。

DD Max M4 は情報こそ PT3 や PLEX チューナーほど多くはないものの、生産が続いている分価格が安定していて PT3 のようにド安定、さらに CATV やスカパー!プレミアムサービスも受信できるマルチチューナーということで、今新品で買うのであれば DD Max M4 の方が良いんじゃないかな…とは思います。
前述の通り価格は送料や関税込みで ¥38,000 とかなりお高めですが、価格設定がもはや青天井な PT3 よりかは安いですし、さらにマルチチューナーな分、チューナーとしてのスペックも上です。

どちらを買うにせよ、一度買ったらドロップに悩まされない快適な DTV ライフを送れることは間違いなしです。PT3 はプレミア価格なのであれですが、高いだけに見合った価値があると思える方は奮発してでも買った方が後悔がないと思います。私の場合はドロップに悩まされないだけで日頃のストレスから解放されました。

PT2 もド安定な事で有名ですが、いくら新品があったとしてもすでに製造されてから12年が経過していますし、実際さすがに経年劣化で壊れてきたケースもあるようなので、今から買うのはおすすめできません。しかも PCI 接続だし…。

外付け型で PT3 や DD Max M4 ほどに安定するチューナーは今の所残念ながらないので、安定を極めるならば内蔵型が使えるデスクトップ PC を構築した方がよいと思います。そもそも USB 接続な時点で抜けたらおしまいだし…

おわりに

自分にあったTS抜きチューナーは見つかりましたか?
チューナーはめちゃくちゃ高いものではないとはいえ、そこそこ値段が張る上にそう買い換えるものでもありません。自分のテレビの視聴スタイルとよく相談した上でじっくり決めてみてください。

この記事はおもにTS抜きに初めてチャレンジされる方向けに書いたものです。
チューナー自体は導入したらほとんど買い換えないものですが、TS抜きに関して何も理解がない状態でのチューナー選びでは、本当に自分のニーズにあったチューナーを選ぶのは難しいでしょう。
そこで、今まで脳内に蓄積してきたたくさんのチューナーに関する知見を私からおすそ分けするようなつもりで書いています。この記事がみなさんのチューナー選びの参考になったようでしたら幸いです。

コメント

  1. PT3ベタ誉めですが致命的な欠点、PT2に比べてかなり感度が低い
    PT2は共用アンテナで普通に受かってましたがPT3にしたら専用アンテナ/ブースター内蔵
    が必要になりました。
    ところが、PxW3U4にしたら共用アンテナにて余裕で受かる

    つまりPT3は四天王最弱

    • 感度が低めなのは知りませんでした。が、PX-W3U4 は PLEX チューナーなのでドロップしやすく、PT2 は PCI チューナーで新規で入手しづらい事から、私は PT3 の方がメリットがあると思っています。
      受信感度はブースターなり環境を見直せばなんとかなりますが、ドロップはチューナーを変えない限り根本的にはどうにもならないためです。

  2. 貴重な情報をありがとうございます。お伺いしたいのが
    いま普通にpanasonicのDIGAなどに保存してある動画ファイルを
    TH抜きにして書き出し保存したいと思っていますが、
    どの方法でも 音声が5.1ch→2chになってしまうようで、
    5.1chでTS抜きにできる環境が構築できないか?と思ったのですが
    無理なんでしょうかね?

    • 私は市販のレコーダーをそこまで使っていないのでわからないです。5.1ch という事はドルビーデジタルになるので、BD にドルビーデジタルで書き出すことができる機種であればできるかもしれません。
      そもそも 5.1ch 対応の環境が多くないからか、そこまで情報がありません。
      あと、市販のレコーダーから BD 経由でデータをリッピングしても、それが「TS」形式になるかは微妙です。

  3. 初めまして当方トラブルに見舞われ途方に暮れておりますので助力をお願いいたします。

    今までは順調に動いていました当方の録画パソコンがCSのみドロップが多数発生して見るに堪えない状態となっています。

    ソフト環境としまして
    OS Win7 64bit  (インターネットから切り離しています。)
    チューナー PT3
    ソフト tvtest(32bit) + EDCB(32bit)
    を使用しています。

    対策としてBSアンテナから家の中までのケーブルを這わせ直しましたがCSのみドロップする状況は変わりませんでした。
    (tvtestで視聴の際はドロップ等発生せず視聴できます。)

    録画パソコン設置当初はBS、CSのdbが2-3しかなかった為、日本アンテナ CS・BSラインブースター CSB-C25-SP を
    使用して11~12db くらいで時々ドロップが出る程度でしたが現在はほぼ最初から最後まで発生しています。

    色々と調べて
    パソコン以外のコンセントを抜いてみる。
    コードレス電話等の電源を落としてみる等できるだけやってみたのですがどれもダメでした。

    それとも単純にdbが低すぎなのでしょうか?
    アンテナブースターの購入も検討しているのですが視聴時はドロップしないのが引っ掛かり購入に踏み切れません。

    ご助言のほどよろしくお願いいたします。

    • CS とはいえ、さすがに 11dB は低すぎる気がします。
      私もよくは分かっていませんが、BS と CS では受信感度が異なることがあるようです。私の環境だと、BS よりもむしろ CS のほうが受信感度が高い傾向にあります。

      PLEX チューナーならともかくド安定として名高い PT3 ですから、チューナー側の問題というよりかは、単にアンテナから来る電波の受信感度が弱すぎるのが原因のように思います。
      参考までに、私の環境では CS の受信感度は 16dB 〜 20dB 程度です。

      もしアンテナケーブルに古いものをお使いなら、新しいしっかりシールドされた物に取り替えることで受信感度が上がることがあります。
      私の環境でもアンテナケーブルを取り替えるまでは BS が 9.80dB くらいしかなかったのが、16dB 程度まで上がったということがありました。

      受信感度の問題は環境によって様々なため一概には言えないのですが、16dB 程度あれば安定して受信できるようになるのではないかと思います。
      もし受信感度が 16dB 以上あるのにドロップしまくるのだとしたら、それは PT3 側の経年劣化によるものかもしれません。